ブレイク寸前、気になる「あらびきパフォーマー」

毎週水曜日深夜(午後23:59放送)の「あらびき団」を観ている人にはお馴染み、観ていない人には誰だか分からない芸人ではあるでしょう。”はるな愛”に続け・・・というわけではないけど、いよいよブレイクしそうな(個人的には、して欲しい!)芸人7組!

1.あかつ
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相撲とエクササイズを融合した芸「すももサイズ」・・・内容的には力士の形態模写。ジャクソン5の「I Want You Back」をBGMに、可愛いこぶりっこでリズムに乗るところは、確信犯的にゲイ人気を意識しているような・・・。

2.キュートン
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「あらびき団」ではベテランの風格さえ漂う前衛的(?)なお笑いユニット。メンバーは椿鬼奴(三頭龍)を中心に増谷キートン(バトガール)、くまだまさし(相撲ブラザース)、しんじ(メールを打っている人)、アホマイルド/坂本雅仁(相撲ブラザース)、アホマイルド/高橋邦彦(SM将軍)。

3.みちゃこ
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まったく共感出来ない「共感のうた」をアイドル風(?)振り付けで淡々と歌う不思議系芸人。最後のVサインの決めポーズでの寒気する笑顔が恐怖!

4.シルク(三女美)
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シルク、メグマリコ、こっこの吉本の熟女芸人3人のユニット。特に50代にして美貌を売りにするシルクは「美容番長」としてス関西では知られているらしい。トリップ風の芸と熟女の「エロスの伝道師」として東京進出するのか!?

5.楽しんご
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東幹久の言いそうなことを言うという芸をする次世代オネェ芸人。ルックスは東幹久を若くして可愛くした感じ。ネタ終わりにする「ドドスコスコスコ、ドドスコスコスコ、ラブ注入!」を子供が真似するようになるかと思うと・・・頭痛くなりそう。

6.風船太郎
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本来はまともな大道芸人であったらしいが「あらびき団」では、新たな”失敗芸”というジャンルを確立?大きな風船の中に入って無茶なチャレンジをするのだが、最後は必ず風船が破裂するというオチ。鍛えた中年のごつい肉体が露出するのがツボ。最近、ボディビルディングに目覚めたそうで、体が締まり過ぎて・・・ちょっと残念。

7.ベルセルク三好
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寒いギャグをして「申し訳ありませんあ、旦那様〜」と自らにお仕置きを与えるという芸。そのお仕置きは乳首にラジコンを結んだ洗濯バサミをつけるというしょうもないもの。ゴールデンタイムのバラエティ番組への進出はちょっと無理かも。

2010.5.27

お気に入りの「ポッドキャスト」2010年1月現在

iPod touchを愛用しているのだけど、音楽を聴いたり、ゲームをしたり、アプリを使ったりというよりも「ポッドキャスト再生機」と化している。元々「音楽」=「命」というほど、音楽を聞かなければ自分の生活が成り立たないというタイプではないので、最初はiPodで英語のオーディオブックを聞くことが多かった。目で文字を追いながら英語の本を読んでいると、知らない単語や言い回しでつっかえてしまうことが多いのだけど、耳から聞いているとすっーと頭に内容が入ってきたりする。

iTunes Storeで、ポッドキャストが無料でダウンロードできることを知ってからは、あれこれとダウンロードしているので、iMacに保存されているポッドキャストは、時間に換算して100日以上、ポッド数は1万以上にもなっている。それに毎日のように新しいものが配信されているいるので、一生かかっても全部を聞くことは出来ないだろう。ラジオ番組のダイジェストのポッドキャストというのは、本番組の宣伝ということなのだろうけれど、ラジオを持っていない僕にとってはラジオ番組を聞く唯一の手段となっている。好きなタレントだからポッドキャストの好んで聞くかというと、そうとは限らない。飽きないけど個性的なキャラクターと面白い企画に尽きるというのは、基本的にラジオと同じなんだと思う。大竹まことなどは、正直いって普段は注目しているタレントではないんだけど、ポッドキャストの番組では日替わりの女性アシスタントとゲストコメンテーターにツッコミを入れる良い味を出しているのだ。また、爆笑問題、吉田豪、伊集院光、ケンドーコバヤシなどは、地上波の番組では出せないぶっちゃけた素のキャラクターが垣間みれるのが楽しいかったりする。

僕にとって、ポッドキャストはティーンエイジャーの頃、夢中で聞いていたラジオの深夜番組のようなところがあるのかもしれない。素人もニッチなターゲットのポッドキャストをやっているが、ダラダラと話すだけの内輪ウケの番組が多いので、結局は聞き続けているのは、タレントのラジオ番組を元にしているのポッドキャストばかりだ。若干メジャーどころが多くなってしまったが、最近のお気に入り「ポッドキャスト」のベスト7はこれだ!

1.大竹まことゴールデンラジオ 大竹紳士交遊録
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特に木曜日配信の大森望と光浦靖子がお気に入り!

2.JUNK 爆笑問題カーボーイ
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太田光が良い意味で暴走しまくっている。

3.吉田豪「豪さんのポッド」
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ビミョーに性格悪そうな吉田豪がいい味出してる。

4.JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力
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伊集院はこの番組でストレス発散しているのかもしれない。

5.田原総一朗のタブーに挑戦!
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テレ朝の「サンデープロジェクト」と合わせて聞くのがお奨め!

6.MAKING SENSE DIGEST
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清水ミチコと三谷幸喜のゆる〜い噛み合ない掛け合いが絶妙。

7.JUNK ケンドーコバヤシのテメオコ
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相変わらずのエロさとくだらなさのケンコバ節!

2010.1.30

何度観ても笑ってしまう「おバカなコメディ映画」

人生で観れる映画の本数というのは限られているものだ。10代の頃、都内の名画座に通い年間300本ほど観ていた時期もある。NY時代にはレンタルビデオを借りまくって、毎晩のように鑑賞会をした。最近ではマニアックな映画が、世界のどこかでDVD化されているので、それらを集めたりもしている。まだ観ていない映画を観るべきだと思いつつ、ついつい手を伸ばしてしまうDVDとうのがあるのだが・・・それは世間的に名作といわれるような作品でもなく、通好みのおしゃれな映画でもない。それは僕の場合、何も考えずに観れる「おバカなコメディ映画」なのだ。ストーリーも台詞さえも記憶してしまうほど繰り返し観ているのに、何度も観ても笑ってしまうというのは「笑い」も条件反射なのかもしれない。

コメディ映画の好き嫌いというのは、無意識な「嗜好」を表してしまっているのではないかと思うことがある。どんなにおしゃれに尖った人でも、大好きなコメディ映画を語ると「お里」がバレてしまうような気がするからだ。本当にくだらないコメディ映画が好きというのでは、頭悪いことを公言してしまっているようだし、逆に知的なコメディ映画が好きだというのも、隠されえたコンプレックスの裏返しのような感じがしてしまうものだ。また、その時々の流行に流されているのも軽薄なようだし、と言って、古い上品なコメディ映画ばかり評価するというのも、何かの「通」を気取っているようでもある。

何度も繰り返し観てしまう「おバカなコメディ映画」というのは、僕にとっては一種のカミングアウトみたいな気がしてしまう。選んだトップ7が、80年代後半から90年代のアメリカの映画ばかりになったのは、初めてこれらの映画を観たタイミングと、僕の人生のサイクルが関係しているように思う。どの映画も、一人暮らしをしていたNYのアパートの部屋で、レンタルビデオで繰り返し観ていた映画だからだ。ひとりの時間を埋めるように観ていた映画を改めて観るというのは、その当時の自分に帰る瞬間なのかもしれない。

1.ロミー&ミッシェル(1997)
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「フレンズ」のリサ・クドローの楽天的でとぼけたパワーが全開!

2.アフター・アワーズ(1985)
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NYにいそうな変人たちの奇妙なコメディ。さすがのスコセッジ監督!

3.フェリスはある朝突然に(1986)
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M・ブロデリック最盛期の青春コメディ。独特の"おふざけ"が満載!

4.メリーに首ったけ(1998)
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金玉チャックは下ネタの定番?マット・ディロンのおバカっぷり!

5.ビッグ・ビジネス(1988)
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ディズニーとベット・ミドラーのコラボで連作のコメディの中で一番!

6.バックマン家の人々(1989)
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R・ハワード監督のファミリーコメディ。絶妙かつ豪華なキャスティング!

7.赤い靴をはいた男の子(1985)
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トム・ハンクスがまだ体を張ってる。チャールズ・ダーニングのオヤジ味!

2009.12.4

にわかファンの気になる「EXILE」メンバー

「EXILE」が好きなんて、正直、ちょっと恥ずかしい・・・それも正真正銘の「にわかファン」だから。

数年前に、やたらテレビで「EXILE」の特集番組を各テレビ局でやっていた。リードボーカルの公開オーディション、ATSUSHIのポリープ手術、MATSUのぺーチェット病の告白、HIROのZOO時代からの軌跡などの「EXILE」の感動物語にすっかり心奪われてしまったのだ。まぁ・・・はっきり言ってしまえばエイベックス/HIROの戦略にハマッたわけだ。

にわかファンとしては・・・CDを買うわけでも、コンサートに行くわけでもないので、最近のEXILEの成功には実質的にはそれほど貢献していないのかもしれない。それでも、iTune Storeでビデオをダウンロード購入したり、「EXH」「EXILE GENERATION」のEXILEメインの番組を欠かさず録画して観ているのは、単にイケてる”濃い男”が、とりあえず何人も集まっているから・・・という理由なのだ。

今年になって7人編成から14人編成になり「濃い男」のてんこ盛りとしての魅力をパワーアップさせたのは、ツボを押えた見事な戦略である。その作戦にまんまとハマるのも楽しいというのも、ジャニーズ、ハロープロジェクト、AKB48などのファン心理的と変らないような気がする。音楽性やダンスパフォーマンスは「平均点」であればOKで、適度にテレビなどメディアに露出して話題を提供し続けてくれさえすれば、にわかファンとしては十分満足だったりする。

「EXILE」のメンバーのルックスはちょっと怖い”お兄さん”のようなので、時々自分の方が年下としてお兄さん達に憧れているように錯覚してしまうことがあるけど、冷静になって考えてみれば・・・新メンバーの何人かは息子になりえる年齢だし、一番年長のリーダーのHIROだって6歳年下。ファンになると自分の年齢を忘れるというけど、それは本当だと思う。メンバー全員でも14人だから、トップ7というのはグループの半分。それでも、その7人を選ぶのに悩むなんて・・・あぁ、恥ずかしい!

1.NAOTO
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中川家兄のような、いじられキャラの”ちっちゃい”のには弱いんです!いい意味で、いつまでも「弟キャラ」のまま変わらずにいて欲しい。

2.KENCHI
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ワイルドと端正さを兼ね備えて、将来的にはポテンシャルNO.1!最近の「KENCHI MAN」のおふざけは目も当てられないが・・・。

3.HIRO
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年齢的に劣化が厳しいけど、見た目もキャラもやっぱり一番の男前!最近は日本人離れしすぎて、どこの国の人だか分からなくなってきた。

4.NAOKI
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ドレッドをばっさり切って、格闘家系ゴリラ顔に磨きがかかった!肉体的には腹筋がマジでスゴイ!おじさん、チップあげちゃうぞ!

5.MATSU
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”ちっちゃい””田舎臭い””濃い”の三拍子揃って、結構な”ツボ”かも!私生活がエロそうなところも、いい意味で、そそります。

6.AKIRA
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ベースはすごくイケているのに・・・最近、竹中直人の影響での、おちゃらけキャラが「吉か?」「凶か?」は、結構、微妙なところ。

7.ATSUSHI
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中年っぽい肉付きになれば、亀田父を凌ぐ元ヤン親父キャラになれるかもしれない・・・と同時に、作詞のセンスは素敵な乙女系?

2009.10.20

お気に入りの「プレイステーション2ゲームソフト

プレイステーション3(以下、PS3)の、価格を安くした新型モデルが 先月発売されたことで、一気にPS3が普及しているようだ。ただ、発売当時の初期モデルにしかプレイステーション2(以下、PS2)ゲームソフトへの互換性がなく、いまだにソフトウェアでのエミュレーションさえも実現されていない。そういうわけで、PS3の初期モデルを持っていないと、PS2のゲームソフトを遊ぶためには、PS2本体がまだ必要ということになってしまうわけだ。また、ゲーム機としての終焉期に入ってくると、萌え系アドベンチャーなどのマニアックなファン層向けの新作ソフトが多くなってしまう。そんな微妙な存在になりつつあるPS2のゲームソフトのトップ7を選んでみようと思う。

僕はゲーム好きと公言するにも関わらず、殆どジャンルのゲームが苦手といっていいほど、好きなゲームのジャンルというものがない。基本的にアクションゲームは全般的に苦手。シューティングゲームなどは第1ステージで終ってしまう。また、敵のモンスターと戦いながらストーリーを追っていくロールプレイングゲームもそれほど好きではないし、テキストを読まされるようなアドベンチャーゲームも好きでない。また、チマチマと時間がかかるだけのシュミレーションゲームもすぐ飽きてしまう。カードやボードゲームを移植したようなゲームもコンピューター相手ではそれほど面白いとは思えない。そんな僕が選ぶ好きなゲームというのは、ゲームをしない人、ゲーム嫌いな人、ゲームに興味ない人こそが、楽しめるゲームのではなのかもしれない。逆にゲームマニアにとっては、ゲームの本流から外れた「変ゲー」にしか思えないと思う。

残念なことに、いくつかのゲームソフトは発売から時間が経っているので新品をお店で見つけることは殆どできない・・・中古屋さんでも最近はあまり見かけないゲームばかりになってしまっている。

1.塊魂
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変ゲーを確信犯的に狙っているが巻き込むだけというシステムは逸脱。

2.幸福操作官
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100人の住民を幸せに導く。こちらが立てばあちらが立たずを実感。

3.ファイナルファンタジー Ⅻ
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ゲームのキャラクターに初めて萌えたゲームだ。バルフレア格好いい!

4.ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国
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スタジオジブリ制作。プレイヤーの描いた絵が戦う画期的なシステム。

5.くまうた
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くまの演歌歌手を育てる「どこでもいっしょ」の進化系のような変ゲー。

6.7(セブン)〜モールモースの騎兵隊〜
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絵本のようなビジュアルと詰め将棋のような奥深い戦闘システム。

7.wordimagesoundplay TOMATO
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クリエティブ集団「TOMATO」によるインタラクティブ環境ソフト。

2009.10.6

ボクの好きな「大島弓子の漫画」

1978年から1981年までの数年間は、たくさんの漫画(特に少女漫画)を読み漁っていた時期で、そのころから基本的に好きな漫画家や作風がそれほど変わっていない。また、海外で生活していたあいだは、新しい情報がリアルタイムでなかったので、30年近く前に読んでいた漫画の世界が今でも自分の漫画の世界観の基本になっているのだ。今でも手に取るのは1980年前後に活躍していた漫画作家の作品ばかりで、そののひとりが大島弓子である。

1968年~1970年代前半の「マーガレット時代」は、当時の少女漫画としては典型的な不幸な少女の話が多かったりするのだけど、1970年代半ばからの「少女コミック時代」になって、大島弓子独特のネーム(台詞や内書きなど)とか、大胆な設定、シリアスなテーマなどによって、革新的な24年組の漫画作家のひとりとして頭角を現してくる。ただ、この時期の作品は、感性的にとても尖っていて、読み手への周波数の幅は非常に狭い。チューニングが合わないと、登場人物の感情の流れやストーリーの展開についていけないことが頻繁あるのだ。10代の頃は共感出来ていた作品を今読み返してみると、どうしても生理的に流れについて行けない作品があったりもする。純粋な少女にしか分かり得ない理屈で成り立っていた世界なのだから・・・もう理解出来なくて当たり前なのかもしれないが。

いろんな意味での円熟期となるのは1970年代後半から1980年代まで「LaLa~ASUKA時代」かもしれない。密度の濃い癖のある絵柄から抜け出し、起承転結のある分かり易いストーリー展開の作品が多くなったことで、読み手側への周波数の幅はグッと広がったような気がする。扱われているテーマは「死」「家庭崩壊」「性同一障害」「ノイローゼ」など相変わらずシリアスなものが多いのだが、作品のトーンは深刻でなく、主人公のバタバタとした試行錯誤は軽快なコメディタッチになっている。そして、最後には主人公は闇を抜け出し、唐突に楽天的なエンディングが湧いて出て、爽快な感動を生むのだ。だから、大島弓子の作品からは「生きたい!」という少女の(そして、オバサンも!オジサンも!)ポジティブな意志を感じるのだろう。

そんなわけで、今、読み返してみての・・・大島弓子のトップ7ということになると1980年代の作品が中心となってしまうのだった。

1.雛菊物語

首つりひも あれは遊びだって いったでしょ
あ・そ・び 見ているだけよ 見ていると おちつくのよ

2.夏の夜の獏

いいんだ ぼくは 現実には 8歳の子供であるから 
いいんだ 迷子のように 泣いてもいいんだ

3.バナナブレッドのプティング

きょうはあしたの前日だから だからこわくてしかたないんですわ

4.四月怪談

そうよ あたしは レンゲが ほしかったのよ

5.たそがれは逢魔の時間

そして あしたこそ あたりかまわず つかまえて
仮面をはがし たしかめるのだ という妄想が 
ひましにつよくなるの を感じながら
魔が刻が過ぎて 闇になると
ぼくは いつものように 家路に 着くのです

6.夏の終わりのト単調

なんと その日は 悪魔も遠慮しそうな 上天気でした

7.水枕羽枕

生まれていなければ 生まれていなければ
わたしは今 どこで なにをしてるの

2009.8.24

血の凍るような「スプラッター映画」

日本人の97%が恐怖遺伝子を持っているらしいので、世界的にみても日本人というのは”怖がり”な民族ではあるらしい。自分も怖がりのくせに怖い映画を観るのが大好きで、無意識にストレスが溜まったり、何かに苛々している時に、スプラッター映画を観たくなったりするようだ。

”鳥肌”がたったりするのは、恐怖というよりも防衛本能の”威嚇”であり、原理としてはヤマアラシのとげとげが立つような状態らしい。そして、血の気が引いて涼しく感じるのは、身を守るために血が、より血を必要とする身体の部分に移動して、血の引いた部分の体温が下がるということらしい。そんな動物的な身体の反応はどうであれ・・・恐怖を感じる映画を観ると涼しく感じることはあるようなのである。

特撮技術の発達と鮮明な画像で、映像はますますリアルになってきた。サスペンス映画の精神的な恐怖というのも恐ろしいものだが、最近は視覚的インパクトの本能への刺激に思わず身体が反応してしまうことの方が恐ろしく感じる。スプラッター映画の中にも残酷描写がギャグになってしまうような映画があったりするが、近年のフレンチスプラッターなどは不快感で血が凍るようだ。観るだけで涼しくなれるスプラッター映画トップ7をご紹介~!

1.悪魔のいけにえ(1974年版)
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スプラッターの定番。やっぱりチェーンソーで襲われるのは怖い!

2.屋敷女
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妊婦視聴絶対厳禁!フランス的な後味の悪さも絶品かも?

3.ホステル2
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殺人マニアのための人身売買!東欧へ旅行するのが怖くなる!

4.マーターズ
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臨死体験のための拷問実験、発想も描写も不快感極まりない!

5.ハイテンション
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フランスのスプラッターは容赦ない!ネタばらしも不愉快。

6.フロンティア
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悪い奴らが殺される・・・でも爽快感なしの嫌なテンション。

7.ウルフクリーク
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執念で逃げる追うの繰り返しは、観る方も体力勝負か!

2009.8.23

ボクがボクになるための「橋本治の本」

「わたしの人生を変えた本」というのを1冊だけ挙げろと言われたら思い付かない。しかし、自分の人生は変えていないかもしれないが、結果的に自分の人格を構築する上で多大なる影響を与えた本というのは何冊かある・・・というか、そういう作家が「ひとりだけいた」と言うべきかもしれない。

自分が多感だった時代(1980年代前半)に読みあさった”橋本治”の一連の本によって、自分という人間を理解し、今の自分が自分になったといっても過言でない。当時アメリカで生活していたので、日本国内で買うよりも2倍ほどの価格になってしまう日本語の書籍の購入は制限されてしまう。しかし、彼の本だけは、殆どを購入してボロボロになるまで何度も読んでいた。残念ながらここ20年ぐらいは、橋本治の書いた本を読むことがなくなってしまっている。それは、彼独特の(まるで読者がよほど頭が悪いと思っているような)論理の説明の仕方がしつこく感じ、結論に達するまでにウンザリしてしまうところがあるからだ。しかし、それは自分が大人になって、人生を指南するような彼の本から卒業してしまったというだけなのかもしれない。

ただ、今でも古い橋本治の本を読み返すと、迷い悩んだ若き日思い出すことができる・・・これらが、自分が自分という人間になるための「橋本治の本」のトップ7だ!

1.蓮と刀~どうして男は”男”をこわがるのか?~
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「すべての男はホモになれ!」というトンデモナイ人生教本。

2.秘本世界生玉子
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映画批評という形式を取りながら、時代と性を分析している。

3.花咲く乙女たちのキンピラゴボウ
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「ぱふ」よりも、早く、深く、少女漫画を分析し考察していた。

4.桃尻娘
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橋本治を有名にした一人称のギャル小説・・・僕は玲奈でした。

5.シンデレラボーイ シンデレラガール
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生まれて初めて自分を励ましてくれた本だったかもしれない・・・。

6.男の編み物、橋本治の手トリ足トリ
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編み物の教本を書いても「橋本治」は「橋本治」だった。忍耐を学べ!

7.青空人生相談所
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いろんな人の悩みに答えつつ、いつもの彼の哲学を語る・・・。

2009.8.8

「連ドラ予約」しているテレビ番組

録画機能のついた液晶テレビ(東芝レグザ)を購入してから、HDレコーダーよりも迅速な操作感が快適で、テレビ番組はとりあえず録画しておいて、後から観るというスタイルになっている。一週間で録画する番組は数10時間にもなるが、早送りでCMはスキップして、興味ないところは早送りで観てしまうので、1時間番組も半分以下の時間で観ることが出来るのだ !

録画機能で気に入っている機能が「連ドラ予約」で・・・これは毎回録画したい番組を再設定することなしに、毎週(または毎日)番組を自動的に録画し続けててくれるのである。それも、放送時間でなくタイトルから番組を検索して録画しているので、放送時間が遅くなったり、特番で放送時間が長くなっても、確実に録画してくれているのでとっても安心。勿論、すぐに観たければ、追いかけ再生も出来る。

そんな便利な”連ドラ予約機能”を使って録画している数々の番組からの、お気に入り「トップ7」を選んでみた!

1.日曜美術館
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檀ふみさんの司会の方が好きだった・・・でも最近少し慣れてきた。

2.渡辺篤史の建もの探訪
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自宅の建て替えを妄想するのが、毎週日曜日の習慣になっています。

3.爆笑問題のニッポンの教養
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太田光の噛み付きに共感出来るか、嫌悪するかで評価分かれると思う。

4.松嶋X町山未公開映画を観るTV
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ちょっと危ないアメリカのドキュメンタリー映画を観れる貴重な番組。

5.博士の異常な鼎談
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サブカルなゲストが語るローカル番組ならではのちょっと危ない話題!

6.あらびき団
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芸人の青田刈りもここまで来ると前衛だ〜。キュートン、カッコいい!

7.アメトーーク
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「なんとか芸人」という営業手法を生み出した番組?裏DVDが最高!

2009.12.7