2007年４月､諏訪へ出かけた。お花見と温泉、それに高原ドライブが目的だ。最初に目指したのは高遠、しだれ桜が満開らしい。中央高速を諏訪ICで降り国道152号線で30kmほどの道のりだ。午前中に自宅を出発、高遠には３時前に着いた。さっそくしだれ桜が綺麗な弥勒堂に向かう（写真左）。遠くから見ると二本の大きなしだれ桜に見えたが、実際はしだれ桜が２本と普通の桜が２本の合計４本だ。弥勒堂をバックにメグの写真を撮った（写真右）。

高遠で一番有名はお花見場所は城址公園だが、すでに散り始めているのと時間も無かったので車で一周して今夜の宿に向かった。今回は下諏訪の「鉄鉱泉本館」を予約してある。もちろんペットOKの温泉旅館だ（写真左）。建物は古いが板張りの廊下や階段はぴかぴかに磨き上げられている。我々の部屋は二階、１０畳の広さで床の間には綺麗な花がいけてある（写真右）。掃除も気配りも良く行き届いた昔ながらの温泉旅館という感じだ。

宿で蕎麦茶（信州らしい）をご馳走になった後、付近の散策に出掛けた。宿から歩いて５分程の所にあるのが「諏訪大社下社秋宮」だ。参道は木々がうっそうと茂り、荘厳な雰囲気をかもし出している。本宮も立派で大きなしめ縄が飾られていた（写真左）。お参りをすませ、神社の横手に回るといかにも老舗らしい佇まいの塩羊羹屋を見つけた（写真右）。美味しそうなので一本買ってから宿に戻った。事後談になるがこの塩羊羹は小豆の香りがしてとても美味しかった。

夕食前に温泉に入る。ここのお湯は源泉かけ流し、少し熱めだが気持ちよいお湯だ。湯船は小さめだが若草石で出来ていて肌触りが良い。のんびり温泉につかると夕食の時間になった。今日は信州牛の陶板焼きと馬刺し寿司のコースをお願いしてある。運ばれてきた料理は刺身や茶碗蒸しの他に鯉の煮物もついている（写真左）。特に馬刺し寿司と鯉の煮物が美味しかった。メグは部屋の隅でいつも通りの食事、ちょっと可愛そうだが仕方ない（写真右）。

翌朝は６時過ぎに起床、一風呂浴びてから散歩に出掛けた。宿の前の道は一昔前の温泉街のような懐かしさがあるが、メインストリートに出るとと再開発された新しい和風の町並みになっていて新旧の対比が面白い。街角に武田信玄のたて看板があったので、メグをモデルに写真を撮った。メグにとっては顔の切抜きが大きすぎるが、武田メグ出陣（写真左）。宿に戻り純和風の朝食を頂く（写真右）。朝食は食堂なのでメグは車でお留守番していた。

今日は諏訪から小淵沢まで高原ドライブを楽しむことにした。最初の目的地は蓼科の横谷峡だ。遊歩道で乙女滝まで行ってみた。この滝は流れ落ちるというより飛沫が飛び散る感じで、なんともユニークな滝だ（写真左）。メルヘン街道を引き返し昼食に向かう途中で、ジェラート屋さんの「ジェラテリア　ピッコ」に寄った。イチゴ入りのジェラートとプリンをテラスで頂く。メグも必死でジェラートを食べようとしたが、もらえなかった（写真右）。

八ヶ岳中央高原を抜け富士見高原まで快適な高原ドライブを楽しむ。昼食は富士見高原の「カントリーキッチン」に決めていた（写真左）。ここはテラス席なら犬OKで、ペット用にクッキーと水まで用意してくれるからだ。この日もレトルリバーとパグをつれた二組の先客がいた。我々はヘルシーハンバーグとステーキ丼を注文する（写真右）。昼食にしてはボリュームがあったが、どちらもとても美味しかった。メグもクッキーを二つも食べてご機嫌だった。

八ヶ岳高原道路をドライブし最後の目的地「マザーアース」に向かう。ここは草木染の毛糸の製造販売をしているお店だ（写真左）。店内には沢山の毛糸が置いてある。どれも天然素材で染めたもので、淡い色合いがとても美しい。毛糸を選ぶ間、メグはテラスの椅子の上で大人しく待っていた（写真右）。気に入った色の毛糸を沢山買い込み、帰路についた。今回は約500kmに及ぶロングドライブだったが、しだれ桜から草木染の毛糸まで全てが大満足な旅だった。