2006年6月､山梨へ出かけた。半年ぶりの温泉旅行だ。今回は若夫婦も一緒なので４人＋１匹で賑やかに出発、中央自動車道を進む。双葉SAから一般道に降り（ETCのみの特権）、昇仙峡へ向かう。昇仙峡は奇岩と渓谷が美しい観光地（写真左）にもかかわらず、意外とすいていた。メグと一緒に遊歩道を小一時間散歩したが（写真右）、すれ違う人達は中国語で会話している。日本の観光地としては寂れてしまい、国際観光地？になってしまったのかも知れない。

昼食は昇仙峡のほぼ中央にある「一休」で食べることにした。店の前に椅子席があり犬OKだからだ。メニューを見ていると「おざら」と言う名前が眼に入った。どうも冷たい「ほうとう」の事らしい（写真左）。早速これを注文、結構美味しい。山梨はやはり「ほうとう」が似合う。食事の間メグはいつも通りテーブルの下でおとなしくしていた（写真右）。昇仙峡観光の後ワイナリーに立ち寄り、運転手以外は美味しいワインを試飲したあと宿に向かった。

今日の宿は石和温泉の清光園、もちろんペットＯＫの温泉旅館だ。その門構えはなかなか風格がある（写真左）。入口に我が家の名前の入った歓迎の看板があるのも嬉しい。通された部屋は１０畳二間で広い廊下やバストイレまでついていて、なかなか快適だ。メグは部屋の中をうろうろしていろいろな場所の匂いを嗅いだら落ち着いたようでリラックスしている。さっそく床の間の前でメグのお決まりの写真を撮った（写真右）。メグも手馴れたものだ。

我々の部屋は一階で広い芝生の庭に面している。一休みした後、庭に出てみた（写真左）。入口にパターとボールが置いてあったので、皆でパターゴルフを始めた。ところがパターを打つとメグがボールを捕ってしまい続かない（写真右）、困ったものだ。小一時間遊んで、温泉に入った。浴場は室内のみでそれほど広くはないがお湯は透明でなかなか気持ちが良い。湯上りに生ビールを飲み（これが美味しい）夕食までのんびりした。

夕食は６時半にお願いした。タイミングよく、温泉のほてりもビールのほてりも冷めたところにお膳が運ばれてきた。献立はもちろん和食（写真左）、日本酒の熱燗を注文して４人の宴会が始まった。メグは宴会の前に夕食（ペットフード）をもらい、人間の食事の間はいつも通りテーブルの下にもぐっていた（写真右）。食事の最後は鉄なべに入った「ほうとう」、熱い「ほうとう」もなかなか美味しかった。そしてのんびりと夜は更けていった。

朝６時に起床、散歩に出掛けた。宿を出発して５分もしないうちにワイナリーの前に出た。こんな温泉街の中にワイナリーがあるとは驚きだ。さらに進むと今度はブドウ畑がある（写真左）。ブドウ畑の後ろに温泉宿が見える不思議な風景だ。石和温泉は町の中に温泉旅館とワイナリーとブドウ畑が点在している、そんな町だ。石和駅の手前にある石和橋（写真右）までいったところで雨が降ってきたので、宿に引き返した。今日は天気が悪そうだ。

散歩から戻って温泉に入り（この朝湯が気持ちよい）、しばらくすると朝食が運ばれてきた。メニューは旅館お決まりの鯵の開きに温泉卵、ソーセージとサラダも付いてきた（写真左）。もちろんメグは食べられないのだが、座布団に座らせ写真だけ撮った（写真右）。目の前のソーセージとベーコンを食べられないメグは、ちょっと可哀想だった。部屋の前の広い芝生は雨で濡れている。食事を終えたら雨でも遊べる場所を考えなければ…。

いろいろ考えた末、河口湖の「オルゴールの森」へ行くことにした。メグは入れないがここなら屋内だ。宿を出て１時間ほどで河口湖に着いた。雨が小降りになったので大石公園に寄った。ラベンダーを見たかったのだが、まだ咲いていない（写真左）。今日からラベンダー祭りが始まったのに残念だ。次に「オルゴールの森」を見学した。オルゴールの演奏も良かったが、ローズガーデンが満開でとても綺麗だった（写真右）。この間メグは車でお留守番していた。

昼食は山中湖の「古志路」にした。燻製が専門のお店で、屋根つきのテラスは犬ＯＫだ（写真右）。ハンバーグ、シチューなど思い思いのものを注文した（写真左）。皆それぞれ美味しかったし、一緒に出されたパンも美味しかった。お土産にソーセージ、ハム、ベーコンを買い帰路についた。途中、御殿場のアウトレットで買い物をし、二子玉川で夕食を食べて家に着いたら９時を回っていた。４００kmを超える４人+１匹の旅はとても楽しかった。