２００８年２月、伊豆半島へ出掛けた。稲取の「お雛様の吊るし飾り」を見るのが目的だ。まず目指したのは熱海梅園、ちょうど梅が見頃のはずだ。着いてみると大勢の観光客がいるが梅はまだ３分咲き程度、ちょっと早すぎたようだ。それでも蝋梅はちょうど満開でとてもきれいだった（写真左）。園内の太鼓橋を渡ると茶屋が眼に入ったので（写真右）、一休みして甘酒を注文した。ちょっと甘すぎたが、冷えた体を温めてくれ、美味しかった。

梅園を後にして熱海の温泉街へ向かう。今夜の宿は熱海の中心街にある「渚館」、テレビで紹介されたこともある犬にやさしい割烹旅館だ（写真左）。我々の部屋は海に面した16畳の角部屋で広さも眺めも最高、さっそくメグを座らせて記念撮影した（写真右）。お茶をいただいてから温泉に入る。お風呂が８箇所もあり、そのうち６箇所が貸しきりだ。貸切風呂では犬を脱衣所で待たせておけるので、メグを気にせずゆっくり入浴できるのが嬉しい。

温泉から出てビールを飲んでいると夕食の時間、お姐さんが部屋まで呼びに来てくれた。食事は専用の個室で食べるが、そこもメグはＯＫ、助かる。さっそくメグをテーブルの前に座らせて記念撮影（写真左）、もちろんメグは食べられないが…。割烹旅館だけあって夕食は豪華、前菜に刺身に鮟鱇鍋（写真右）、その後もビーフシチュウや海老のから揚げなどが続々と出てきて、お腹一杯になった。もちろんビールと熱燗付だったが…。

夕食を終えてちょっとうたた寝をしてから温泉に入り、ほろ酔い気分でメグと遊んで11時過ぎには就寝。翌朝は6時半に起きて、海岸までメグとお散歩。部屋に戻って3度目の温泉に入ると朝食の時間。今回もメグをつれて食事場所へ向かう。朝食もなかなか豪華で、えぼ鯛の干物に湯豆腐、大きなお椀に入った渡り蟹の味噌汁もついていた（写真右）。メグは膝の上に乗って食べたそうな顔をしていたが（写真右）、じっと我慢してもらった。

早めに宿を出発して今回の目的地の稲取を目指す。海岸線の気持ちよいドライブで１０時過ぎに稲取温泉の「雛の吊るし飾りまつり」会場に到着した。メイン会場は２箇所あり「文化公園雛の館」はさまざまな吊るし雛を中心に、「むかい庵」は古い雛飾りを中心に展示してある（写真左）。両方見て回ったが、どちらもお雛様のきらびやかさと素朴さが合体してとても綺麗だった。売店で吊るし雛キットまで買ってきた。頑張って作らなければ…。

「午後から雪」との天気予報なので、早めに帰路に着いた。昼食は帰り道の途中にある大室高原の「イル・コーヴォ」にした（写真左）。ここは去年の１２月にも立ち寄ったが、ペットＯＫでとても美味しいイタリアンレストランだ。今回はイカ墨パスタのランチを注文（写真右）、とても美味しかった。店やマスターの雰囲気がとても良く、ちっとした隠れ家のようで気に入っている。昼食後は真直ぐ帰宅、、一泊二日ののんびりした熱海／稲取の旅になった。