2005年2月、千葉の養老温泉に出掛けた｡11時すぎ自宅を出発、第三京浜から首都高速に入り､横浜ベイブリッジを通って東京湾アクアラインへ向かった。道路は空いているしETCのおかげでゲートもすいすい抜けられる｡お昼には海ホタルに到着した（写真左）｡さっそくお昼の食料を調達､菓子パンと「たこ焼き｣ならぬ｢ハマグリ焼き｣にした（写真右）｡風が強かったので無料休憩所で食べる。パンは美味しかったが､「ハマグリ焼き｣はイマイチ､残念｡

時間の余裕が出来たので途中｢うまくたの里｣に寄った。ここは久留里線の馬来田駅の近くにある散策路だ｡駅の近くにある公民館に車を置きさっそく散策を開始する。歩き始めると直ぐに目に入ったのが「小さな路の駅｣の看板､本当に小さい。普通の家の庭先を綺麗にして花壇にした感じだ（写真左）｡さらに進むと「菜の花ロード｣と書いてある。だが残念ながら菜の花は咲いていない（写真右）。時期がちょっと早すぎたようだ｡諦めて宿に向かう事にした｡

今日の宿は養老温泉の天龍荘、もちろんペットOKの温泉旅館だ（写真左）。部屋は8畳､新しくはないが次の間と風呂とトイレ、それに床の間までついている（写真右）｡もともと家族的で小さな旅館だがこの日の泊り客は我々一組だけだった｡当然温泉も独占状態で広い湯船を独り占め、手足を伸ばしてゆっくりつかることが出来た｡ここの温泉は不透明な茶褐色でいかにも効果がありそうだ｡気のせいか風呂上りの肌がつやつやになったようだ。

夕食の前に温泉街を散歩する事にした。温泉街といっても道路沿いに温泉旅館が数軒あるだけで人通りもほとんど無い｡近くの出世観音まで行ってみる。赤い大きな太鼓橋が素敵だ（写真左）。太鼓橋は上り下りが大きくメグは嫌がるかと思ったが、意外と平気で進んでいく｡橋の上でメグのスナップを撮りながら進んだ（写真右）｡橋の先は階段でその上に観音堂はあるが、階段がぬかっているので上るのを諦めた｡これでは出世できそうにも無い。

宿に帰るとお待ちかねの夕食だ｡少し豪華な食事を予約しておいたのに意外と質素だ｡猪鍋をメインに鮎の塩焼きやすぐき等、山の幸が並んでいる（写真左）｡日本酒を頼んでまずは乾杯､さっそく箸をつけ始めた｡すると女将がまたやってきた。お盆の上には刺身と海老が載っている｡これが追加分だったようだ。写真を撮るのが早すぎたと後悔した｡お酒も進みひなびた温泉の夜は更けていった｡翌日の朝食もお決まりの和食で（写真右）、温泉宿らしく和食三昧だった｡

９時半に宿を出発､御宿の浜へ向かった｡国道は片側一車線で適当にカーブもあり快適なドライブだ｡一時間半ほどで御宿海岸に到着した｡ここは｢月の砂漠｣の歌で有名だ。浜辺には駱駝に乗った王子様とお姫様のモニュメントもある｡さっそくメグにもその前でポーズをとってもらった（写真左）｡海の中はサーファーが大勢いるが､浜辺はほとんど人がいない｡そこでメグのリードを外し流木で遊んだ。流木を必死で持ってくるメグの姿が可愛らしかった（写真右）｡

次の目的地は丸山町にあるローズマリー公園、外房の海岸線を一時間ほど南下する｡ここは道の駅にもなっているので結構にぎわっていた。公園の中に入るとまず目に付くのがイギリスの田舎風の家並みだ（写真左）。ここはレストランになっているが､残念ながらメグと一緒には入れない｡さらに進むと奥は大きな西洋庭園になっている（写真右）｡ローズマリーを中心にいろいろな花が咲いていてとても綺麗だった｡売店でローズマリーの苗を買って公園を後にした。

今日の昼食は館山の寿司屋と決めていた｡ローズマリー公園を出た時は1時前になっていたがとりあえず出発した｡少し走ると寿司屋の案内看板が目に入り、すかさずハンドルを切る。お腹だ空いたので館山は諦めて、千倉の寿司で我慢する事にした｡お品書きから「地魚のお任せにぎり」を選んで注文､平目や金目が次々に出てきた（写真左）｡とても美味しい､追加の蛸も頼んで二人で7千円ちょっとだった。大当たりの美味しい寿司屋だ（写真右）｡

次の目的地は白浜フラワーパーク、房総半島の最南端に位置している｡園内に入ると菜の花が綺麗に咲いていた（写真左）｡「うまくたの里」では全然咲いていなかったのに、白浜はかなり暖かいようだ｡他にもポーピーやキンセンカがきれいに咲いていた（写真右）｡花の苗を買って家路につく｡コースは内房の海岸線を北上しアクアライン経由だ｡今回の旅は温泉とお花畑が目的だったが、期待通りの楽しい旅行になった｡メグもレジェンドも御苦労様でした｡