熱海温泉


熱海梅園

2004年2月伊豆に出掛けた。今回は冬の花(梅、椿、早咲き桜)を観てゆっくり温泉につかるのがコンセプトだ。お昼過ぎに横浜を出発、東名・小田原厚木道路を通り2時前に熱海に到着。まず、熱海梅園に向かった。梅は満開で「熱海梅園梅まつり」の真っ最中だった。ピンク、白、赤と色とりどりに咲いている梅の名前を見るのも面白い。それにしても金曜日だと言うのに人出の多い事、団体が多いのは熱海だからだろうか。

熱海梅園で

赤い太鼓橋の上で

寛一お宮の像をバックに

初代お宮の松の年輪の前で

お宮の松

熱海サンビーチに戻り「お宮の松」を見学。松は花が咲かないので「冬の花」のコンセプトからは外れるが熱海と言えば外せない。♪熱海の海岸散歩する… 何て口ずさむのは年配の人ばかりかと思ったら、意外と若いカップルも見物に来ていた。一時廃れた熱海もまた活気を取り戻すのだろうか。サンビーチ沿いのメインストリートに面したホテルがいくつも閉鎖しているのは気になるが…。

お湯を吹き上げる間欠泉

間欠泉

サンビーチから少し登った温泉街の中に間欠泉を見つけた。以前(だいぶ昔)は本物の間欠泉だったそうだが関東大震災の後お湯が噴き出さなくなったとの事、今は人工的に間欠泉を作っている。おかげで4分に一回お湯が噴き出すので何時でも観られるが、ちょっと興ざめだ。しかもイエローストーン(もう一箇所は忘れた)と共に世界三大間欠泉の一つとはちょっと言い過ぎのような気がする。

お湯の止まっている内に記念撮影

松喜旅館

今日の宿は松喜旅館、もちろんペットOKの温泉宿だ。建物は古いが純和風で趣がある。宿の人に尋ねると、元は犬養首相の別荘だったそうで古い建物は築80年以上経っているという。我々の部屋はこの古い建物の1階で10畳が2間に縁側までついている。今回のコンセプトの一つである温泉は源泉の温度が80度もありちょうど良い湯加減にするのが大変との事。しかも今日は宿泊客が2組なので大きな温泉が貸し切り状態だった。

大きな部屋で偉そうに座るメグ

縁側のソファーの上で

テーブルに並べられた付き出しと小鉢

刺身の盛り合わせ

夕食

温泉旅館でのもう一つの楽しみは食事だ。松喜旅館では予約時に食事が選べる。いずれも和食で値段が違うのだが、我が家は真ん中を選んだ。並べられた夕食を見るとちょっと貧相だ。付き出しと小鉢(写真左)に寄せ鍋がついている。一番上にすればよかったと思いつつ食べ始めたら、次々に料理が運ばれてきた。刺身の盛り合わせ(写真右)、焼きたての魚(銀むつ)、鶏の手羽焼き、たちまちテーブルは一杯に、どれも美味しくて最高の夕食だった。

部屋からの眺め

朝食

朝起きて改めて縁側から外を見ると、実に良い眺めだ。相模湾が一望でき、山の上には熱海城が見える(写真左)。宿の人によれば、花火大会のときは最高との事。まずメグと海辺を散歩し、それから温泉に入った(3回目)。朝食ももちろん和食だ。塩辛、明太子等の小物がたくさん並んでいる(写真右)。食事をはじめると鯵の開きが運ばれてきた。夕食もそうだったがこの宿は食事中に焼きたてを出してくれる。心のこもったサービスだ。松喜旅館は大満足の宿だった。

いろいろ盛り沢山な朝食

つばき園で

小室山頂

小室山

熱海を後にして東伊豆の小室山の向かった。小室山公園には「つばき園」があり今日からつばき祭りが開かれている。コンセプト通り椿鑑賞だ。このつばき園は思ったより広くたくさんの椿が咲いている。八重があったり一重があったり、花の大きさもいろいろだ。満開にはちょっと早かったが十分楽しめた。ついでにリフトで小室山の山頂に登った。小室山は400m弱の山だが周りに邪魔する物がないのでとても見晴らしが良い。曇りで大島や富士山は見えなかったが…。

花水木

椿の次は「河津の桜まつり」に行くつもりだったが、渋滞がひどく予定変更。とりあえず、東伊豆の「花水木」で昼食にした。ここはペットと入れるレストランとして有名だ。案の定チワワを連れた客の隣りの席になった。メニューの伊勢海老料理が魅力的だったが、昨日食べ過ぎたのでここは軽めのスパゲッティにした。ボンゴレ(写真左)を頼んだがとても美味しかった。のんびり食事を楽しむ間、メグはいつも通りテーブルの下でおとなしく待っていた。

注文したボンゴレ

花水木の前で

梅の広場で

松川湖

昼食の後、ガラス工芸館・一碧湖美術館に寄ってから、松川湖に向かった。中伊豆バイパスの入り口にある人工湖で梅の広場がある。吊り橋のそばの駐車場に車を止め、花の広場、水遊び広場をぬけて梅の広場へ向かった。ここは東伊豆から近いのにほとんど人がいない。さっきまでの渋滞が嘘のようだ。肝心の梅は満開だったが木が若く迫力に欠けた。今回の旅行は桜は見られなかったが梅と椿、そして美味しい料理と温泉、コンセプト通りの楽しい旅行だった。

飛び石を渡るメグ


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