２０１０年１０月、会津へ出掛けた。午前中に出発、会津まではかなり距離があるので、昼食はパンを買って食べながら運転。白川で高速を降りて「大内宿」を目指す。羽鳥湖を経由して快適なドライブを続け、３時半頃目的地に着いた。大内宿は萱葺きの家が並び懐かしい風景だ（写真左）。一軒一軒覗くと食べ物や玩具を売っていたり、もんぺのような物があったり（写真右）、まるでタイムスリップした感覚だ。

今夜の宿は東山温泉の「瀧の湯」（写真左）、大内宿から３０分位の距離だ。ここは３室だけペットＯＫの部屋があるのでそこを予約した。川沿いに建った大きな温泉旅館で団体バスも到着している。我々の部屋は１０畳に縁側付き、十分な広さだ。早速、座布団の上のお決まりのポーズで記念撮影（写真右）、メグも馴れたものだ。宿の前の川の音を聞きながら、温泉に浸かる。内湯、露天風呂とはしごし疲れを癒す。

温泉の後はお待ちかねの夕食、部屋出しなのでメグも安心だ。テーブルの上に豪華なお膳が並ぶ（写真左）。福島牛の溶岩焼きを中心に八寸や刺身、豚しゃぶが並ぶ。特別注文した松茸の土瓶蒸しも美味しかった。風呂上りの生ビールの後でスパークリング日本酒なるものを注文した。いわばシャンペンの日本酒版、さっぱりしていて美味しかった。メグは食べられないので写真でだけで参加（写真右）。

翌朝は６時に起床、メグを連れて辺りの散策に出掛ける。東山温泉は日本有数の温泉だが、あちこちにレトロな雰囲気が残っている。道路沿いにはぼんぼりが並び（写真左）、昔懐かしい射的場もある（写真右）。川沿いには大きな老舗旅館もあり良い雰囲気だ。３０分程散歩して宿に戻った。また温泉に入り、その後朝食だ。ここはバイキングなので好きな物が食べられる。残念ながらメグはお部屋でお留守番だが。

バイキングの後、メグも朝食（もちろんペットフード）済ませ、会津市内にある鶴ヶ城へ向かった。車を止めてあたりを散策し、お堀にかかった赤い橋を渡って場内に入る（写真左）。天守閣を目指して進んだが、いくら歩いても見えてこない。ようやく見えたのはシートに包まれた大きな建物、あいにく天守閣は改装中だった（写真右）。シートには大きな写真が印刷されているが、やっぱり本物にはかなわない。

帰りは磐越道から常磐道を経由することにした。小野新町のそばにじいちゃんの墓があるからだ。高速を降りて田舎道を進むと小さなお寺があり、そこの墓地にじいちゃんは眠っている。墓掃除をした後、会津若松で買った花をたむけた（写真左）。小さいが味わいのある本堂（写真右）のご本尊にお参りし、家路につく。一泊二日の温泉旅行だったが、中味の濃い印象的な旅だった。またお墓参りに行こうと思う。